社会人が通信制大学で初めて教員免許状を取得する方法(学歴別)
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社会人の方が通信制大学で学んで初めて教員免許状を取得する場合、最終学歴によって取得方法が異なります。
こちらでは、最終学歴別の取得方法をご紹介します。
最終学歴が中学校卒業(高校中退)の場合
どの通信制大学も一般的に「高等学校卒業または高等学校卒業と同等以上の学力を有すると認められる満18歳以上の方」という入学資格を設けています。
ですが、最終学歴が中学校卒業(高校中退含む)の方でも通信制高校を卒業する、高等学校卒業程度認定試験 に合格するなどの方法で大学入学資格を取得できます。
さらに「特修生」という制度を設けている大学があります。
特修生とは、大学入学資格の無い方に門戸を開く目的で、① 所定の単位を修得すること、② 大学が実施する認定試験に合格すること、そのいずれか、または両方の条件を満たせば、正科生の1年次入学が認められる というものです。
最終学歴が中学校卒業(高校中退含む)の方は、特修生から教員免許状取得を目指すという手もあります。
※ 「特修生」制度のある通信制大学・・・・・北海道情報大学、東京福祉大学、東京福祉大学 短期大学部、武蔵野美術大学、明星大学、帝京平成大学、星槎大学、愛知産業大学短期大学、中部学院大学、大阪芸術大学、姫路大学、吉備国際大学、環太平洋大学、九州保健福祉大学
※ 大阪芸術大学、東洋大学は特修生から教員免許状を取得できません。
最終学歴が高等学校卒業の場合
① 一種免許状の取得を目指す
⇒ 希望の教員免許状が取得できる大学の学部・学科に正科生として1年次入学する。
大学卒業に必要な単位の修得と教員免許状取得に必要な単位を修得して、卒業と同時に教員免許状を取得できます。
② 二種免許状の取得を目指す
⇒ 希望の教員免許状が取得できる短大の学部・学科に正科生として1年次入学する。
短大卒業に必要な単位の修得と教員免許状取得に必要な単位を修得して、卒業と同時に教員免許状を取得できます。
※ この場合、通信制大学の教育学部で学べば、学習負担が少ないと思います。教育学部は教員免許状取得に必要な単位が卒業に必要な単位に含まれているからです。他大学は、卒業に必要な単位と教員免許状取得に必要な単位は分かれており、多くの単位を取得しなければなりません。
※ 教育学部のある通信制大学・・・・・武蔵野大学、玉川大学、創価大学、明星大学、佛教大学
最終学歴が短大・大学卒業の場合
① 出身の短大・大学の学部・学科が希望の教員免許状を取得できる課程として認定されている
⇒ 足りない科目の単位だけを通信制大学(通信制短大)で科目等履修生として入学する。
※ 出身校で修得した単位のうち、「教科に関する科目」と「教職に関する科目」にあたるものは単位が認定されます。
② 出身の短大・大学の学部・学科が希望の教員免許状を取得できる課程として認定されていない
⇒ 希望の教員免許状を取得できる通信制大学(通信制短大)の2年次または3年次に正科生として編入学する。
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■ 現職教員が既に持っている教員免許状を上位の免許状に上進させる
■ 既に持っている教員免許状をもとにして、同校種他教科の教員免許状を取得する