放送大学
設置学部
放送大学は、「教養学部教養学科」という1学部1学科のみの単科大学です。
豊かな教養を培うとともに、実生活に即した専門的な学習を深め、幅広い学問分野を学べるよう、6つのコースがあります。
全科履修生(卒業をめざす学生)は、6つのコースの中から1つを選んで所属します。
選科履修生(在籍期間:1年)、科目履修生(在籍期間:半年)は開講されている300科目の中から好きな科目を選んで学ぶことができます(1科目からOK)。
生活と福祉コース | 質の高い持続可能な生活を築くために、衣食住・家族・健康・福祉など生活にかかわる諸問題への理解を深めます。 |
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心理と教育コース | 人間の心と発達に関する諸問題を現代社会とのかかわりにおいて理解し、持続可能な社会の実現に向けて、発達の支援と教育に必要な基本的知識および考え方を習得します。 |
社会と産業コース | 変動する社会と産業の基本的なしくみを理解し、持続可能でゆたかな社会を生きるための知識と技術を身につけます。 |
人間と文化コース | 人間の思想・文学・芸術のありかたなどの理解を深めるとともに、現代文明と地域文化・社会について、その特質と発展の歴史を探ります。 |
情報コース | 情報化社会の中で生活する者にとって欠くことのできない、情報のありかた、情報技術に関する概念と知識を習得します。 |
自然と環境コース | 自然の様相を科学的に学んでその本質について理解を深め、また人間活動と自然との関わり合いを認識することで、持続可能な未来に向けた実践と判断の能力を養います。 |
取得をめざせる資格
- 上位・他教科・隣接校種の教員免許状
- 特別支援学校教諭免許状(知的障害者教育領域・肢体不自由者教育領域)
- 栄養教諭免許状
- 養護教諭の上位免許状
- 幼稚園教諭免許(特例制度利用)
- 司書教諭
- 看護師国家試験の受験資格
- 学士(看護学)
- 看護師の特定行為研修
- 認定心理士
- 臨床心理士
- 公認心理師
- 学芸員
- 社会福祉主事
- 社会教育主事
- 介護教員講習会
放送大学の特徴
特徴① 学習の基本は、「放送授業」
放送大学は、「放送授業」(教員による映像授業または音声授業)の視聴が学習の基本スタイルです。
「レポート学習」(テキスト学習 ➡ レポート作成)が学習の基本スタイルである通信制大学とは一線を画していると言えるでしょう。
放送大学では、テレビ(BS放送)やラジオで放送授業が全国に放送されています(科目によって、テレビ科目とラジオ科目に分かれる)。
放送大学の学生は、放送授業をテレビやラジオを通して受講します。
放送授業は、無料放送ですので、アンテナ・チューナーなどの受信環境が整えば、無料で視聴できます。
放送授業のサンプルを以下に掲載しましたので、ご覧ください。
テレビ・ラジオ以外にも90%の科目がインターネット配信(PC、スマホ、タブレットなどで視聴可能)されています。
※ 放送授業のインターネット配信は放送大学の学生のみが視聴できます(ダウンロードはできません)。
また、全国の学習センター・サテライトスペースでも放送授業のCDやDVDが視聴できます(CDやDVDの貸し出しもOK)。
特徴② 全都道府県にキャンパスあり!
通信制大学を選ぶうえで本部キャンパスがどこにあるか、は重要な問題です。
なぜなら、スクーリング(面接授業)が本部キャンパスで開講されることが多いからです。
その点、放送大学はキャンパスが全47都道府県にあるので安心です。
放送大学のキャンパスは学習センター(全国50カ所)とサテライトスペース(全国7カ所)です。
放送大学の学生は自宅から一番近い学習センターまたはサテライトスペースを“本部キャンパス”として所属することになります。
学習センターとサテライトスペースは、土曜・日曜も開いています。
所属する学習センターだけでなく、全国各地の学習センター・サテライトスペースも自由に利用できるのも便利です。
学習センター・サテライトスペースでできることは以下の通りです。
- 放送授業の再視聴
- スクーリング(面接授業)の受講
- 単位認定試験の受験
- 学習相談
- 図書の閲覧・貸し出し
- サークル活動
- 学生証や証明書の発行(サテライトスペースは除く)
特徴③ 安い授業料
放送大学の放送授業は、1科目全15回(1回45分)の授業と、通信指導、単位認定試験が1学期(半年)で完結します。
授業料は履修する科目ごとに支払う仕組みで、放送授業は1科目11,000円、面接授業は1科目5,500円です。
特徴④ 各分野でトップクラスの講師陣
放送大学には、各分野でトップクラスの講師が約1,000人そろっています。
さらに、他大学からも数多くの客員講師を招いています。
実力・人気ともに高い、顔ぶれ豊かな一流講師陣から、理論や知識を吸収できます。
単位修得の方法は?
放送大学は、放送授業、面接授業、オンライン授業、同時双方向Web 授業の4通りの方法で単位を修得します。
全科履修生は、卒業要件として、面接授業またはオンライン授業の単位を20単位以上修得する必要があります。
①放送授業 | ① 放送授業とテキストで学習します。放送授業は各学期、1科目あたり、週1回、45分の授業を15回受講します。 ② 放送授業後に課される通信指導問題(択一式 or 記述式 or 両者併用式)を郵送またはインターネットで提出します。 ③ 単位認定試験(択一式 or 記述式 or 両者併用式)を受験し合格すると単位を修得できます。 ※ 通信指導問題で合格点を取らないと単位認定試験を受験できません。 |
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②スクーリング(面接授業) | 年間3,000以上のクラスが開講されています。 全国に57ヶ所あるサポート拠点(学習センター、サテライトスペース)で受講します。 授業への出席状況(8回の講義全てへの出席を前提)を満たしたうえで、学習状況が良好な場合に単位が与えられます。 ※ レポート・試験等が課される場合あり。 |
③オンライン授業 | インターネットに接続されたパソコンなどで受講するオンデマンド型授業。 授業を視聴し、課題(選択式問題、レポート、ディスカッション等)に取り組みます。 課題を提出することで成績評価を行うため、通信指導や学習センターで行う単位認定試験はありません。 ※ 一部科目では単位認定試験が行われます。 卒業に必要なスクーリング単位のすべてを修得することも可能です。 42科目開講中(2022年現在)。 |
④同時双方向Web 授業(通称:ライブWeb授業) | Web会議システム(Zoom)を利用したリアルタイム型のインターネット授業。 面接授業の代替として2020年度から実施されています。 |
募集情報
選考方法 | 書類選考 |
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募集人数 | ■ 全科履修生・・・・・15,000名 ■ 選科履修生・科目履修生・・・・・40,000名 |
学費 | 履修する科目ごとに授業を支払う仕組みです。 ■ 入学料 全科履修生 24,000円、選科履修生 9,000円、科目履修生 7,000円 ■ 授業料 放送授業・・・・・1科目(2単位) 11,000円 (テキスト費込み) 面接授業・・・・・1科目(1単位) 5,500円 (テキスト費別) オンライン授業・・・・・1科目(1単位) 5,500円(テキストなし) オンライン授業・・・・・1科目(2単位) 11,000円(テキストなし) ※ 放送授業の授業料にはテキスト代、通信指導、単位認定試験受験料が含まれます。 ※ オンライン授業にはテキストがありません。 |
学費分納に関して | 分納不可 ※ 授業料はそれぞれの学期の開始前に履修登録をした科目に応じて一括して納入 |
卒業までに必要な学費(概算) | ■ 1年次入学・・・・・706,000円 ■ 2年次編入学・・・・・529,500円 ■ 3年次編入学・・・・・353,000円 ※ 1年あたり17万6,500円 |
出願期間 | 2023年4月生 第1回・・・・・ 2022年11月26日~2023年2月28日 第2回・・・・・ 2023年3月1日~2023年3月14日 2023年10月生 未発表 ※ 郵送でもインターネットでも受け付けています。 |
学費分納に関して | 不可。 授業料は入学時に全額を払い込むのではなく、学期ごと科目登録をした分を都度支払いになります。 |
在籍可能期間 | ■ 全科履修生・・・・・10年間 ■ 選科履修生・・・・・1年間 ■ 科目履修生・・・・・半年間 |